花粉症の症状緩和は〝ビタミンD〟がカギ⁉9割以上の医師が知るビタミンDの魅力とは

 暖かい季節になり、外出しやすい日が増えてきました。一方で、花粉症に悩まされている方も多いでしょう。花粉症対策として薬を使用する方が多いですが、食事からの栄養摂取による対策にも注目が集まっています。

 株式会社森の環が、耳鼻咽喉科、アレルギー科、呼吸器内科、皮膚科、内科、眼科の医師を対象に「医師の花粉症対策と栄養」に関する調査を行ったところ、約9割の医師がビタミンDは花粉症の症状緩和に役立つ可能性があると認識していることが明らかになりました。

 一方で、ビタミンの摂取を意識しているものの、実際には十分に摂取できていないと感じている医師が半数以上にのぼり、ビタミンDを摂取できる食材に関心が高いことが分かりました。

調査概要

調査概要「医師の花粉症対策と栄養」に関する調査
調査期間2025年2月28日(金)~2025年3月3日(月)
調査方法PRIZMA によるインターネット調査
調査人数1,009人
調査対象調査回答時に耳鼻咽喉科、アレルギー科、呼吸器内科、皮膚科、内科、眼科の医師と回答したモニター
調査元株式会社森の環
モニター提供元PRIZMAリサーチ

※以下調査結果を抜粋して掲載(調査全文はこちら

花粉症の症状緩和にビタミンD
「免疫バランス調節」「抗酸化作用」などに期待

花粉症の発症は免疫機能の過剰反応が原因のため、免疫機能の過剰反応をおさえて正常に働かせることが対策として有効です。

免疫機能を正常に働かせるためにはビタミンDがよいと言われていますが、花粉症の症状緩和にビタミンDが役立つ可能性があることをどの程度の医師が知っているのでしょうか。

「花粉症の症状緩和に、ビタミンDの摂取が役立つ可能性があることをご存じですか?」と質問したところ、約9割の方が『知っている(93.6%)』と回答しました。

大多数の方が、花粉症の症状緩和にビタミンDが役立つ可能性について認識しているようです。

では、花粉症対策のためにビタミンDを摂取すると、どのようなことがよくなる可能性があると考えているのでしょうか。

前の質問で『知っている』と回答した方に、「花粉症対策として、『ビタミンD』にはどのような可能性があると考えていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『免疫バランスの調節(51.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『抗酸化作用(49.9%)』『腸内環境の改善(48.7%)』となりました。

『免疫バランスの調節』や『抗酸化作用』『腸内環境の改善』などが上位になり、幅広い可能性があると考えていることが示されました。

医師もビタミンD摂取を意識
摂取量不足を感じる人も

では、どの程度の医師が、普段から意識してビタミンDを摂取しているのでしょうか。

「あなたは日頃からビタミンDの摂取を意識し、十分に摂れていますか?(「意識しているか」と「実際に摂れているか」の両方を考慮してお答えください)」と質問したところ、以下のような回答結果になりました。

『意識しており、十分に摂れている(36.2%)』

『意識しているが、不足しているかもしれない(51.7%)』

『あまり意識しておらず、不足していると思う(10.0%)』

『まったく意識しておらず、不足している(2.1%)』

■ビタミンDを摂取している理由とは?

・花粉症緩和のため(30代/男性/東京都)

・疲労回復(40代/男性/岐阜県)

・免疫力の強化と花粉の飛散による症状の低減を期待している(40代/男性/埼玉県)

・花粉症にもカルシウムの吸収にも好影響があるから(50代/男性/熊本県)

疲労回復や免疫力の強化、花粉症の症状緩和などの理由で、多くの医師がビタミンDの摂取を意識しているものの、実際の摂取量不足を感じている方も多いことがわかりました。

ビタミンDは食品でも摂取できる!

ビタミンDを食事から摂取する際のポイントについてうかがいました。

「『ビタミンD』を食事に取り入れる場合、どのような食材が摂取しやすいと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『ビタミンD以外の栄養素も一緒に摂取できる(44.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『手軽に食べられる(43.8%)』『味にクセがなく、幅広い料理に使いやすい(38.0%)』となりました。

食事での摂取においては、他の栄養素も一緒に摂取できる食材や、手軽さや多機能性に優れた食材が摂取しやすいようです。

また、「ビタミンDを簡単に摂取することができる食品があることを知っていますか?」と質問したところ、約9割の方が『知っている(88.4%)』と回答しました。

ビタミンDを簡単に摂取できる食品について知っている医師は多いことがわかりました。

まとめ

今回の調査で、花粉症に対する医師の認識や対策、そしてビタミンDの役割について明らかになりました。

ビタミンDが花粉症の症状緩和に役立つ可能性があることを知っている医師は多く、その効果として「免疫バランスの調節」「抗酸化作用」「腸内環境の改善」が期待されていることも示されました。

一方で、ビタミンDの摂取を意識しているものの、実際には十分に摂取できていないと感じている医師が半数以上にのぼりました。

花粉症に悩まされている医師自身も、普段から意識してビタミンDを摂取していることから、日々の食事に取り入れやすい食材でのビタミンDの摂取を意識してみてはいかがでしょうか。

メディア編集部

(株)森の環のメディア編集担当。 もりのわは、菌床きのこの生産を中心に「農業に新しい価値を創造して心ゆたかな食と地球の健康に貢献」するべく事業活動を行っています。 ハナビラタケの日本一の生産者として、きのこの情報発信を通じて、心ゆたかな食の実現にむけて日々邁進中! 好きな言葉は「きのこで育菌♪育菌でキレイ元気」

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