産前だけでなく産後はもっと注意が必要⁉母体と赤ちゃんの健康に欠かせないビタミンDの重要性とは

 産前産後の女性の身体は、妊娠や出産を経て大きな変化を経験し、通常とは異なる状態になることが多いと言われています。そうした状況の中、インフルエンザや新型コロナの流行などで、自身の免疫力に不安を抱く方も多いのではないでしょうか。

 株式会社森の環では、①現在妊娠中の女性②産後1年以内の女性を対象に、「産前・産後の女性が抱える栄養課題」に関する調査を行ったところ、妊娠中や産後1年以内の女性の多くは免疫力低下や栄養面の課題を感じていることが明らかになりました。

また、ビタミンDの重要性について知っている方は約半数にとどまり、母体や赤ちゃんにとって必要な栄養素であるビタミンDを十分に摂取できていないと感じていることがわかりました。

調査概要

調査概要「産前・産後の女性が抱える栄養課題」に関する調査
調査期間2025年1月17日(金)~2025年1月21日(火)
調査方法PRIZMA によるインターネット調査
調査人数1,026人
調査対象調査回答時に①現在妊娠中の女性②産後1年以内の女性と回答したモニター
調査元株式会社森の環
モニター提供元PRIZMAリサーチ

※以下調査結果を抜粋して掲載(調査全文はこちら

約半数が知らない、ビタミンDの重要性

栄養素の中でも、ビタミンDは胎内死亡や新生児死亡のリスクが減少すると言われています。また、骨や筋肉をつくるのに欠かせない栄養素でもあります。母体や赤ちゃんにとって重要な栄養素だと知っている方はどの程度いるのでしょう。

「ビタミンDが母体や赤ちゃんにとって重要な栄養素であることをご存じですか?」と質問したところ、『知っている(53.7%)』『知らない(46.3%)』という回答結果になりました。

ビタミンDの重要性について知っている方が約半数いるものの、知らない方も多いことがわかりました。

約7割の産後女性が十分摂取できず
知識不足などが要因

では、食事でビタミンDを十分に摂取できていると思う方はどの程度いるのでしょうか。

「現在の食事でビタミンDを十分に摂取できていると思いますか?」と質問したところ、現在妊娠中の方と産後1年以内の方で以下のような回答結果になりました。

■妊娠中

『あまり摂取できていない(35.9%)』

『全く摂取できていない(7.8%)』

■産後1年以内

『あまり摂取できていない(53.3%)』

『全く摂取できていない(19.6%)』

産後1年以内の方は、摂取できていないと回答した方が約7割に上り、妊娠中に比べて摂取が難しいことがうかがえます。

では、どのような理由でビタミンDを十分に摂取できていないと感じるのでしょうか。

前の質問で『あまり摂取できていない』『全く摂取できていない』と回答した方に聞きました。

「ビタミンDを十分に摂取できていないと感じる理由として当てはまるものを選んでください(複数回答可)」と質問したところ、『どの食品にビタミンDが含まれているか知らないから(32.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『栄養を考えた食事を作る余裕がないから(29.0%)』『ビタミンDが必要だという意識が薄いから(28.9%)』となりました。

「知識不足」や「余裕のなさ」「意識の薄さ」から、ビタミンDを十分に摂取できていないと感じることがわかりました。

手軽なビタミンD摂取に魅力

では、母体や赤ちゃんに重要なビタミンDを手軽に摂取できるとしたら試してみたいと思うのでしょうか。

「1日分のビタミンDが手軽に補給できるインスタントの味噌汁やトマトスープを試してみたいと思いますか?」と質問したところ、約8割の方が『とても試してみたいと思う(25.0%)』『やや試してみたいと思う(50.5%)』と回答しました。

自身の身体や赤ちゃんの健康のために、手軽にビタミンDを補給できる味噌汁やスープを試してみたいと思う方が多い結果となりました。

ビタミンDが含まれる食品への認知が十分に広がっていないことや、日々の食事で栄養素まで考える余裕がないため、手軽に補給できる商品が魅力的に感じられている様子がうかがえます。

まとめ

今回の調査で、妊娠中、産後1年以内の女性の免疫力低下や栄養面の課題が明らかになりました。また、母体や赤ちゃんにとって必要なビタミンDの重要性について知っている方は約半数で、ビタミンDを食事で十分に摂取できていると感じる方は少数にとどまりました。手軽なフリーズドライ商品などを活用して、自身の身体や、赤ちゃんのためにもビタミンDを意識して摂取してみてはどうでしょうか。

メディア編集部

(株)森の環のメディア編集担当。 もりのわは、菌床きのこの生産を中心に「農業に新しい価値を創造して心ゆたかな食と地球の健康に貢献」するべく事業活動を行っています。 ハナビラタケの日本一の生産者として、きのこの情報発信を通じて、心ゆたかな食の実現にむけて日々邁進中! 好きな言葉は「きのこで育菌♪育菌でキレイ元気」

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